日本リスク学会長 村山 武彦
「2020年度日本リスク学会 学会賞・奨励賞・大会優秀発表賞」が決定しましたのでお知らせいたします。
【2020年度日本リスク学会 学会賞・奨励賞】
学会員からの推薦に基づき、本学会の表彰委員会での厳正な審査により選考しました結果、以下のように決定いたしました。
●日本リスク学会 学会賞
・緒方 裕光 氏(女子栄養大学・女子栄養大学大学院)
→ 選考理由:緒方氏は、本学会の理事及び編集委員長を歴任され、直近ではリスク学事典の編集委員も務められるなど、学会活動で特に顕著な業績がある。また、疫学と行政の橋渡しに関わる意義深いリスク学研究を実施され、多くの研究実績がある。以上より、学会賞に相応しいと考える(※緒方氏は表彰委員会委員を務めているが、学会の表彰規程により、学会賞の審査・選考には関与していない)。
●日本リスク学会 奨励賞
・ 対象者なし
なお、2020年11月22日に開催した「第33回年日本リスク学会次大会」にて、表彰式(オンライン)と、受賞者の緒方氏による学会賞受賞講演(公衆衛生学から見た「リスク」について)が行われました。
写真 学会賞表彰の受賞者と表彰者
(右上:緒方裕光氏、下:村山武彦会長、左上:新山陽子表彰委員長)
写真 表彰式に参加された皆から拍手
【第33回年日本リスク学会大会 大会優秀発表賞】
第33回年日本リスク学会大会にて研究発表 (口頭発表、ポスター発表) された 40歳未満の若手を対象に、大会当日の研究発表に対する評価委員の審査結果を踏まえ、大会終了後に本学会の表彰委員会での厳正な審査により選考した結果、以下のように決定しました。
●2020年度日本リスク学会大会 優秀発表賞(口頭発表部門)
・今中 厚志 氏(東京工業大学):石油化学コンビナートにおける事故時の避難指示に対する周辺住民の意識や行動に関する分析
●2020年度日本リスク学会大会 優秀発表賞(ポスター部門)
・米城 陽 氏(福島県立医科大学):東日本大震災後の精神的健康状態と音楽嗜好との関連についての横断研究
・高田 モモ 氏(量子科学技術研究開発機構、産業技術総合研究所):福島の農山村地域における農地・森林除染に対する帰還住民の意識
以上