火. 12月 24th, 2024

    本年4月に告知しました「MIP(Most Influential Papers)プロジェクトの実施」ように,本会広報委員会は,リスク学における「最も影響力のある論文群」(MIP: Most Influential Papers)を会員の皆様とともに選定して議論する,「MIPプロジェクト」を企画いたしました。
    ここで「影響力を持つ」(influential)論文とは,リスク学の発展にとって重要な意義を持っていると思われる論文のみならず,会員の皆様がご自身の研究や実践を進める上で刺激を受けた論文も含みます。

    学術論文の「良さ」や「重要性」を単純に表現することは困難ですが,多くの人に読まれ議論の対象となる論文は,当該分野の基礎を形作るとともに,新たな研究活動にも方向性を与えてくれます。本プロジェクトは,リスク学の包含する様々な分野について,会員の皆様とともにMIPの選定と議論の場を設け,本会活動の活性化に資するとともに,リスク学の発展の歴史を改めて振り返り,リスク学の基盤強化とさらなる発展を目指すものです。

    既に複数のタスクグループに対して,MIPの選定とレビュー原稿の執筆を依頼しておりますが,今般,ひろく会員の皆様からもMIP及びそのレビュー原稿を募ります。また,非会員の方からの投稿も受け付けます。いただいた原稿は,種別に応じた査読プロセスを経て,「リスク学研究」に順次掲載する予定です。本特集企画では,菅原慎悦(関西大学)がゲストエディターを務めます。

    つきましては,下記ジャーナルに掲載された論文のなかから,皆様が最も影響を受けたと考える論文を一つお選びください。

    ●リスク学研究
    ●日本リスク研究学会誌
    ●Risk Analysis
    ●Journal of Risk Research
    ※ゲストエディターが承諾した場合には,上記4誌以外から選んでいただくことも可能です。その場合,事前に菅原までご一報ください。

    論文が決まりましたら,レビュー原稿の執筆をお願いいたします。内容は基本的に自由ですが,論文の概要をご紹介いただいた上で,同論文がリスク学または皆様に与えた影響や,その後の研究動向や課題などにも触れていただくと望ましいと考えています。通常の学術論文とは異なり,皆様が論文から受けた刺激や,ご自身の研究や実務との関係など,主観的な体験も交えていただいてかまいません。

    論文の種類は,総説論文やレターを想定しておりますが,内容に応じて論文の種類を選択の上,積極的にご投稿ください。投稿の際には,1ページ目の左上の【原著論文】といった表記を【特集:MIPプロジェクト 総説論文】などに変更の上,下記の本学会HP上「投稿サイト」から投稿いただきますよう,お願いいたします。

    ●投稿期限2023年12月31日まで2024年5月31日まで(2024/03/25更新)
    ●投稿規定・投稿サイト等https://www.sra-japan.jp/cms/toko/

    リスク学研究
    編集委員長 村上道夫
    査読委員長 村山武彦
    ゲストエディター 菅原慎悦 s_suga[at]kansai-u.ac.jp
    ※[at]を@に変えて送信ください

    By sraj