テーマ

複合、災害連鎖

近年、地球規模で自然災害の発生頻度およびその規模は増大しており、私たちは日々、その影響を身をもって感じています。

地震、洪水、台風などの単一の災害だけでなく、複数の災害、もしくは人災ともいうべきヒューマンエラーが同時または連続して発生することことで、被害が増幅される「災害、複合災害」のリスクが高まっています。これらの災害がもたらす被害を軽減するためには、月並みではありますが、学際的なアプローチを通じて、起こりうるリスクを予測し、想定し、正しい備えを行うことがまず第一歩となります。

日本リスク学会の年次大会の場で、今、私たちが考えるべきこと、想定すべきことを共有し、最善のアプローチを模索出来れば幸いです。

第37回日本リスク学会年次大会 実行委員長
上野 雄史