本セッションは、日本リスク学会2024年度年次大会における一般公開セッションとして、開催されるものです。
※チラシはこちらからダウンロードできます。
●日時:2024年11月16日(土)15:10〜16:40(開場:14:40)
●会場:静岡県立大学草薙キャンパス看護学部棟 13411教室(学会A会場)
駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
●講師:静岡県危機管理部危機政策課新被害想定担当室長 板坂孝司
●討論者:立教大学大学院社会デザイン研究科教授 長坂俊成
静岡大学学術院工学領域准教授 小杉素子
●参加:参加を希望される方は以下のフォームからご登録ください。(参加費無料、11/11(月)17時〆)
https://forms.gle/fjpzTPX13okqTLGk8
【講演概要】
伊豆半島は、火山が本州に衝突して半島となったものという特異な形成史を有する半島であり、西側の南海トラフ、東側の相模トラフで発生するプレート境界型地震・津波の影響を受けてきた。また、プレート衝突に関連する活断層が存在し、活断層型の地震もたびたび発生している。他にも活火山である伊豆東部火山群の噴火災害や風水害・土砂災害など、様々な自然災害のリスクを有し、静岡県は市町等と連携し地震・津波、火山、風水害等への対策を推進している。
令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震では、能登半島の北端周辺を震源としたマグニチュード7.6の地震により、甚大な被害を受け、この9月の水害と併せて複合災害の様相を見せている。この地震においては、交通網の被害による孤立集落の発生やライフラインの復旧遅延など、半島独特の地理的、社会的な要因により、災害対応や復旧の困難性などが注目されている。
静岡県においては、令和6年能登半島地震の能登半島地震の被害、災害対応から得られた教訓に基づく、伊豆半島における地震・津波対策の見直し・強化が課題となっている。そこで、伊豆半島の地理的・社会的概要と、本県がこれまで進めてきた地震・津波対策を紹介した上で、令和6年能登半島地震における被害や防災対応の状況と、静岡県第4次地震被害想定(平成25年)における伊豆半島で想定される地震被害などを比較して、伊豆半島における地震のリスクと対応について分析する。
●問い合わせ
第37回リスク学会年次大会実行委員会 taikai2024[a]sra-japan.jp